商店街へ行こう
第3回「商店街へ行こう」
小金井市公民館主催 男女共同参画部門
『みんなで哲学 なんでもてつがく』
第3回目が11月16日(日)上之原会館にて開かれました。
お題は「商店街へ行こう」。
大人7名 こども 5名 計12名
大人7名 こども 5名 計12名
助っ人は、UTCP(東京大学「共生のための国際哲学研究センター」)の梶谷真司さん、神戸和佳子さん、小村優太さんです。
今回はまず、今までの振り返りを行いました。
「絵本を読み聞かせする時に、読むだけでなくいろいろな視点で話せるようになった。子どもは戸惑っているようだ」
「周りに子育てに悩んでいる人がたくさんいて、誘えばよかったと思う」
「前回『考えることで悩みから自由になれる』と言われて、悩んだ時に問いを立てるようになった。子どもとの関係だけでなく、すべてのことにおいてそのようになった。」
「以前編集者の仕事をしていたこともあり、哲学対話の良さをどのように伝えられるだろうか、ということを考えた」
「『哲学に答はない』と言われたことが衝撃だった。自分の職場においては、いつも答えを求められる。」
これについては、梶谷さんより
これについては、梶谷さんより
「大事なのは、何が問題なのかをはっきりさせること。それによって答えを見つけやすくなることはあるかもしれない」
「日々何気なく生きてきて、疑問を持つことがなかった。疑問に思ったことを調べたり考えるようになった」
日常においても、みなさんの中でてつがく対話は続いているようです。
さて、「商店街へ行こう」の時間がやってまいりました。
まずは二人組になり、なにやらくじ引きが・・・。
「今から商店街へ行きます。お題に合うものを写真に撮ってきてください。どんなこじつけでもいいです。自分なりの理屈をつけてください」
さて、近くの商店街へ出発です!
街の人が不思議そうに覗き込みます(笑)
何を見つけたのでしょうか・・・?
みなさんの、商店街でのエピソードを聞かせていただきました。
みなさんの、商店街でのエピソードを聞かせていただきました。
「お題について考えてしまい、頭のなかでいろいろ考えて客観的に見れなくなった」
「お題の言葉自体についてよく考えさせられた」
「自分が普段いかにぼーっとしているか、ということが分かった。街には情報があふれていてびっくりした」
「視点は人によって違う、ということを体感した。パートナーが見つけるものが、自分にとっては新鮮だった」
「題材で頭はガチガチになった。子どもは次から次にアイディアが出てくる、わが子ながら天才かと思った」
「北口にこんなお店もあるんだなという発見があった」
「親が薄汚れたビルに興味がいってしまい、子どもそっちのけで写真を取りに行ってしまった。汚いものは人をそそるんだなと思った」
「題材について、あるパターンに陥った。最終的にはインスピレーションで選んだ」
みなさんの撮ってきた写真をご紹介します!
背が高くなって人の身長を超えてしまったくっつきむし
雨ざらしで錆びた何種類もの鍵
車いす専用の駐輪場お題「きたないように見えるけど、きれいなもの」

路地がたくさんある中で、ここの路地だけ道路が舗装されている
手入れされていて綺麗
お題「見えないけど、確かにあるもの」

手入れされていて綺麗
お題「見えないけど、確かにあるもの」

地球は丸なのに、道はまっすぐ
地球の反対側の人はなぜ落っこちないの?
他の候補作はこちら
ばい菌
大人には見る事が出来ないトトロ
お題「きたないように見えるけど、きれいなもの」
地球の反対側の人はなぜ落っこちないの?
他の候補作はこちら
ばい菌
大人には見る事が出来ないトトロお題「きたないように見えるけど、きれいなもの」
震災対策用井戸
震災がある時に必要となるだろう水
地下3階だけど、井戸らしきものはなかった
閉ざされた部屋が一つだけあった
他の候補作はこちら
スーパーに陳列される商品の空き箱
室内の空気を綺麗にしてくれる室外機
他の場所を綺麗にしてくれるゴミ置き場お題「見えないけど、確かにあるもの」

人とのつながり
他の候補作はこちら

1お腹が減ってきて、講座後美味しそうに食べる自分たちの姿が見えた
2メニューに工夫があり、お店の企業努力が見えた
2メニューに工夫があり、お店の企業努力が見えた
床屋と歯科 入りづらそう、入ってはいけないと思わせる壁が見えた |
お題「うるさいけど、静かなもの」
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文字は雄弁
他の候補作はこちら
飛び出す文字
気持ちばかりあふれる手作りの看板
うるさい張り紙
口うるさい看板
うるさい自転車写真の発表後、今回のお題について対話が始まりました。

「今回のお題は、『悪い風に見えるけど実はいい』もの。『きれいだけどきたない』と『きたないけどきれい』は違う」
「『うまいけどまずい』ものってある?」
「『まずいラーメン屋』という看板のお店があったけど、何年も営業していたので美味しかったのだと思う」
「青汁、グリーンスムージー、げてもの」
「毎日食べたい分けではないけど、やみつきになるものがある」
「美味しいものでも最後はまずくなる」
「美味しいんだけどのびたラーメン」
「温めたら美味しいんだけど、冷めててまずい料理」
「雰囲気がいいから美味しいと思って何回もいったお店があるけど、何回も行くと実はそんなに美味しくないということが分かった」
「美味しいけど食べ過ぎてまずい、ということもある」
「きれいけどきたないものってある?」
「淀んだ水で泡がぶくぶく出てるけど、泡に虹が出ている」
「『ぶすかわいい』というものもある」
「『きもかわいい』というのもある」
「『うままずい』はある?」
「習慣性のもの。小さい頃に食べてたもの。美味しくないんだけど癖になる」
「母親が作ってくれた、悪い油であげたドーナツ」
「一緒に食べる人によって美味しさが違う」
「嫌な話をしながら食べるとあまり美味しさを感じない」
このあたりで時間になってきました。
「なぜ今回『商店街へ行こう』というテーマになったのか?」という質問が出ました。
これに対して梶谷さんより、
「言葉について考えて欲しかったので、矛盾した2つの言葉を選んだ。
お題を持つことによって街を歩いていても見るものが変わる。普段見ないものを見るようになる。視点を変えると、見えるものがある。なんでもないものが面白く見える。」
みなさんの感想です。
「いい小春日和にちょっと寂れた裏道を歩けて楽しかった」
「いろんな視点があって面白かった。たくさんの?が生まれた。考えるっていいなと思った」
「お題によって見るものが違う。全員が同じ場所にいながら見ていたものが全然違うのが面白かった」
「心に余裕がほしいなと思った」
「風景を撮ることが今までなかったので面白かった。もっと撮ってみようかと思う」
「見たものを説明する、ということ普段がないので難しかった」
「普段見ている感覚と違う感覚になれた」
講座後も「イタ気持ちいいもあるよ!」と話は続いている様子でした。
3回の講座も、いよいよ今回で終了です。
「絵本でてつがく」「子どもによる子育て相談室」「商店街へ行こう」
どれも趣向が異なり、参加者の雰囲気によっても異なる対話となりました。
ただ、どの回も、参加者の皆さんが真剣に耳を傾け、言葉を紡ぎだしている様子が印象的で、この対話の雰囲気をこれからも大事にしていきたいと思いました。
これからも、どこかでてつがく対話を続けていきたいと思います。
参加してくださったみなさま、助っ人の梶谷さん、神戸さん、小村さん、本当にありがとうございました。
またお会いしましょう!
中川知美











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